鞍田崇氏は、哲学者。2006年より総合地球環境学研究所勤務、現在は同研究所特任准教授。暮らしの“かたち”という視点から、様々なジャンルを手がかりに、現代社会における環境問題の思想的意義を問うている。日常的な環境意識を表す“言葉”の探究とともに、それをどう社会と共有するかを目下のテーマとし、研究活動のかたわら、数多くのトークセッションを手がけている。著書に、『〈民藝〉のレッスン―つたなさの技法』、『焼畑の環境学―いま焼畑とは』、『ユーラシア農耕史』(編著)、『古寺巡礼 高山寺』(共著)、『地球環境学事典』(分担執筆)、絵本『たべることは つながること』、『雰囲気の美学』(共訳)など。