エレオノーラ・ニールセン氏は、国連大学マーストリヒト技術革新・経済社会研究所(UNU-MERIT)のリサーチフェローである。オランダのワーヘニンゲン大学から開発経済学の博士号を修得した。彼女の研究領域は、特にサハラ以南アフリカの農村部の世帯を中心とした、社会経済指標と制度的変化に対する暴力的紛争の影響などである。こうしたテーマに関する論文を『アメリカン・エコノミック・レビュー』や『開発経済学』など国際的な査読済み学会誌に発表している。ニールセン氏は現在、リベリア、コンゴ民主共和国、キルギスで複数の研究プロジェクトに携わっており、国内外のNGOと協同で多様な開発介入の効果を評価するためにフィールド実験を企画している。