ジョン・デボア氏は、国連大学政策研究センター(UNU-CPR)のシニア・ポリシー・アドバイザーである。専門は、紛争や暴力といった状況下における開発・人道・安全保障問題。UNU-CPRでは、都市の脆弱性の多元的側面を特定し、これに対応するための研究を主導しており、都市における暴力、都市災害、組織犯罪といった特定の課題への対処が含まれる。
UNU-CPR着任前は、カナダの国際開発研究センターでガバナンス・安全保障・司法部門のプログラムリーダーを務めた。また、カナダ国際開発庁のアフガニスタン・パキスタン・タスクフォース(Afghanistan and Pakistan Task Force)および民主的ガバナンス局(Office for Democratic Governance)でも活躍した。デボア氏は、英字誌『The Asia-Pacific Journal: Japan Focus(アジア太平洋ジャーナル:ジャパン・フォーカス)』のリサーチ・アソシエイトであるとともに、サンフランシスコ大学環太平洋研究センターの外交問題フェローである。また、過去にスタンフォード大学の博士研究員を務め、カリフォルニア大学バークレー校で教鞭を執った経験もある。デボア氏は、東京大学で地域文化研究学の博士号を取得している。