討論会2.0:何があなたの行動を変える動機となりますか?

昨日Our World2.0は、イギリスでの10:10 キャンペーン開始に関する記事を掲載しました。当キャンペーンは、温室効果ガス排出量を2010年までに10%削減するよう個人や企業に奨励するものです。10:10世界各地で行われている同様のキャンペーンは、地球を救うために私たちの高炭素排出行動を変えていこうと呼びかけます。

しかし、地球温暖化の抑制を呼びかける環境キャンペーンだけで、あなたはCO2排出量を減らそうとしますか。それとも、例えばあなたが交通手段を見直すようになるには、ガソリン価格の引き上げなど、より強力な動機付けが必要でしょうか。あるいはもっとまずいことに、自転車を使う気になるのはもう手遅れになってからでしょうか。

討論会2.0の第2部では、以下のシンプルな問いを立てます。

「何があなたの行動を変える動機となりますか?」

そして、あなたがこれまでに出会った出来事・経験・知識・人物のうち、あなたの行動をより環境的に持続可能なものに変え、カーボンフットプリントを少なくする動機となったもの、あるいは今後なり得るものを教えてほしいのです。

例えば、食肉処理場を訪れた後、肉を食べなくなりましたか。ハリウッド映画『ブラッド・ダイヤモンド』を観た後、宝石類をフェアトレードによる新しいものに取り換えましたか。映画『不都合な真実』を観た後、エコロジカル・フットプリント削減を心がけるようになりましたか。

さあ、気候変動に対するチャレンジの開始です。

翻訳:金関いな

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著者

マーク・ノタラスは2009年~2012年まで国連大学メディアセンターのOur World 2.0 のライター兼編集者であり、また国連大学サステイナビリティと平和研究所(UNU-ISP)の研究員であった。オーストラリア国立大学とオスロのPeace Research Institute (PRIO) にて国際関係学(平和紛争分野を専攻)の修士号を取得し、2013年にはバンコクのChulalpngkorn 大学にてロータリーの平和フェローシップを修了している。現在彼は東ティモールのNGOでコミュニティーで行う農業や紛争解決のプロジェクトのアドバイザーとして活躍している。