
パンデミック後の世界に向けたグローバルヘルスと人権
新型コロナウイルス感染症のパンデミックによりこれまでの価値観や基準、組織、メカニズムを見直す機会となった今、健康をグローバルな共通の人権と捉え、より良い復興そして新たな世界を描く必要がある。
新型コロナウイルス感染症のパンデミックによりこれまでの価値観や基準、組織、メカニズムを見直す機会となった今、健康をグローバルな共通の人権と捉え、より良い復興そして新たな世界を描く必要がある。
難民キャンプやインフォーマルな居住地では過密状態が生まれやすく、清潔な水や衛生設備、公衆衛生サービスへのアクセスが不十分なため、そうした弱い立場の人々を新型コロナウイルス感染症から守るために人権に配慮した対策が欠かせない。
気候変動は紛争と大規模な移住を引き起こす原因として語られることが多いが、そうした直接的な結びつけは危険な側面もある。紛争と気候変動の両方から立場の弱い人々をどう守るべきかをより深く理解するためには、さらに多様で学際的研究が必要である。