科学技術

デジタル化は私たちを救ってくれるのか

地球規模の課題が社会を揺るがし人類を脅かしている中、技術変革とデジタル化が加速するにつれて、今こそデジタル時代を持続可能なかたちに変えなければいけない。

地下水からヒ素を除去:ツールがあるなら使おう

世界の50カ国で少なくとも1億4,000万人が、世界保健機関(WHO)のガイドラインを超えるヒ素を含む水を飲んでいる。WHOが推奨する上限の10倍を上回るヒ素濃度の地下水が使われている場所もある。ヒ素汚染水の消費という問題を軽減し、根絶するための費用効果的なツールはあるのだから、それを使おうではないか。

淡水を渇望する人間に対する塩辛い脅威

淡水化プラント(海水を処理して淡水(真水)を作り出す設備)は、現在177カ国の約1万6,000カ所に設置され、ナイアガラの滝の流量の約半分に相当する淡水を生産している。しかし、こうした淡水化プラントの急増は、化学薬品を大量に含む廃塩水をどう処理するのかという、難しいジレンマを生む。今回、調査を通して、全世界で生産される超高濃度塩水の量が、それまでの予測を約50%も上回っているという事実が明らかとなった。