ザファル・アディール氏は国連大学水・環境・保健研究所(UNU-INWEH)の所長であり、マックマスター大学工学部の客員教授でもある。2010年1月から2012年2月まで国連水関連機関調整委員会の会長を務めた。アイオワ州立大学で修士号を(1992年)、カーネギーメロン大学で博士号を(1995年)取得し1998年からUNUで勤務している。UNU以前は、GeoTrans Inc(アメリカ)にてシニアエンジニアを数年務めた。水質汚染のモニタリングや管理、乾燥地帯での水管理、産業環境問題、環境システムのモデリングと環境政策策定など水と環境問題に関して幅広い経験を持つ。特にアフリカ、中東、アジアの水不足の国々で働く科学者のネットワーク開発を率い、編集担当時に数冊の著作を出版した。2005年にはミレニアム生態系評価のglobal desertification synthesis(世界砂漠化シンセシス)を作成したチームの共同議長を務めた。アディール氏はまた「Sustainability Science(持続可能性科学)」 (Springer)と「Global Environmental Change(世界環境変動)」 (Elsevier Science)の編集者委員会のメンバーでもあった。