サルバトーレ・アリコ氏は、国連教育科学文化機関(ユネスコ)自然科学局の生物多様性アセスメントと関係機関調整のシニア・プログラム・スペシャリストであり、国連大学高等研究所(UNU-IAS)の上席客員研究員である。イタリアのナポリ動物学研究所(Stazione Zoologica ‘Anton Dohrn’)で環境・資源の博士号を取得している。主な経歴は、生物多様性条約の海洋生物多様性部門の「ジャカルタ・マンデート」のチーフ、米国デラウェア大学ジェラルド J. マンゴン海洋政策センターの研究員、ユネスコ政府間海洋学委員会のアソシエート・エキスパートなどがあげられる。その他、「気候変動に関する政府間パネル第5次評価報告書に関するスコーピング会合」の専門家、「海洋、沿岸、島嶼に関するグローバル・フォーラム、公海に関する作業部会」の共同議長、「ミレニアム生態系評価」の委員会メンバー、寄稿執筆者、レビュアーとして招かれた。また、科学・政策関連の出版物を多数発行しており、フランス、イタリア、日本、レバノン、米国で講演も行った。