ジョアナ・ポルトガル=ペレイラ氏は、ブラジルのリオ・デ・ジャネイロ連邦大学(COPPE-UFRJ)のリサーチフェローである。彼女の研究対象は、エネルギーと交通部門における地球規模から地域レベルでの環境への影響を削減する緩和政策の費用対効果の評価にある。リオ・デ・ジャネイロ連邦大学で研究をする以前は、国連大学高等研究所(UNU-IAS, 東京)およびアジア開発銀行研究所(ADBI, 東京)にて、持続可能な交通移動、低炭素テクノロジー、持続可能なエネルギーシステムについてのコンサルティングおよび研究活動を行っていた。ポルトガル国籍であるポルトガル=ペレイラ氏は、リスボン工科大学にて環境エンジニアリングの修士学位をバイオエネルギーを専門として取得し、東京大学にて代替燃料のライフサイクル・アセスメント(生産から回収再利用までの過程での環境に対する影響を評価)を重視した都市工学の博士号を取得している。