オルトルン・マークルはUNU-MERIT博士課程研究員。ニューヨーク州シラキューズ大学マックスウェル行政大学院から経済学修士号、国際関係論修士号、安全保障研究上級修了証を取得。博士論文では、国づくりで腐敗や汚職が果たす役割、特にそのプロセスにおける市民社会と外部主体の役割を中心に検討を加えている。特に、国づくりの失敗と、その後の紛争再発リスク増大につながるメカニズムに関心を有する。マークルは、ダイムラー社コーポレートコンプライアンス部および米国トランスペアレンシー・インターナショナル(腐敗や汚職について取り組む非政府組織)に勤務した経験があるほか、仲介に関する幅広い研修を受けており、異文化コミュニケーションの研修官にも認定されている。